私たちの体内で形成される様々な組織は、それぞれに分かれていても筋膜同士はつながっているため、どこかを痛めたり、硬くなったりすると違う場所に影響も。
たとえば、首の筋膜が短縮すると背中の筋膜を伝って腰に影響を及ぼし腰痛を起こすことが考えられます。
それは、筋膜の機能に異常が発生すると、その異常を他の部分がかばおうとするからです。
それによって広い範囲の筋膜に異常が波及。そして、筋膜自体が自らの力でほぐれることができなくなり、正しい姿勢や動作の維持が難しくなります。
その結果として、筋膜痛をはじめ、筋出力の低下や柔軟性の低下、運動パフォーマンスの低下し、そして日常生活の質にも影響を与えてしまうのです。
私たちがもつ臓器や組織のすべてを包んでいる筋膜。筋膜が悪くなっていると様々な臓器や組織にも影響が出てしまうため、日頃から筋膜を意識して生活することが大切です。